you know something?

Use it for myself.

X68000 懐かしいですねぇ

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ホントに懐かしいです。

国内では Apple II よりも影響力を発揮した、多くの方の人生を変えた機体だったように思います。

21世紀に入っても一線で活躍されているプログラマの方たちの中には、実際に当時、このシャープ製のマシンに鍛えられた方が多くいらっしゃると思いますし、逆に、このウェーブ(笑) に乗れたからこそ今が在る、と考えていらっしゃる方も少なくないのでは?と思います。

いささかの誇張も無く、正に「伝説」という枕詞が相応しい機種でありました。

私自身は、高価だった X68000 を手に入れられず、X1turboZ で我慢してしまったことが、今なお人生で最も悔やまれる出来事です。

今でも、生まれ変われるなら X1 がデビューしたころ、X1 (8bit) から X68000 (16bit) へと連綿と繋がる、アマチュアプログラマたちが腕を競い合う、あの活気ある黎明期に戻りたい、と考えるコト仕切りです。

簡単なスクリーンエディタしか無かった時代に、Emacs (Micro でしたが) が走り、GNU C compiler は半端なアセンブラプログラマを超えるコード吐く様を、端から指をくわえて見ているしかなかった、あの頃は逆に、本当にツラい日々でありました (T_T)

その後、私も上記リンク先で紹介されている XVI を手に入れ、晴れて X68000 ユーザの仲間入りを果たします。

もう、この頃になりますと、ウィンドウシステムを始めとして、さまざまな素晴らしい環境が凄腕プログラマたちによって整備され切っておりました。

パソコン通信からインターネットへといった感じで、量やスペック的な技術領域は確かに進歩を遂げたかも知れません。しかし、今や全世界を覆い尽くすほど広がった OSS を筆頭に、プログラムの世界自体が備える本質や価値の部分は、当時も今も、さほど変わらない普遍的なモノなのかも知れません。それらを知る切っ掛けを与えてくれたのが、この X68000 でありました。

国内電子機器メーカは現在 (2013年)、大変厳しい状況に置かれていますが、21世紀の Apple のように、そして、20世紀のシャープのように、数多くの感動を生み出す商品づくりを取り戻して欲しい、と上記リンクを読んで、心から願わずにはいられません。

© toomores_such