you know something?

Use it for myself.

性懲りもなく、アクリジョンの試しを続けておりますが...

IMG_3898 (今回の犠牲キットは、押入れに仕舞いっ放しになっていたキングタイガーさんw)

 

結論としては、筆塗り用の塗料としての使用は、断念いたしました。

理由は 3点ほど有るのですが、下記にそれらを列挙して参りましょう。

 

理由 1. 少量での調色が難しい

乾燥が早いので、調色スプーンに付着した程度の分量では、あっという間に固まって行きます。

また、うすめ液では、乾燥後の塗膜を溶解できません。

加えて、ツールクリーナーでは、塊となってパレットから剥がれますので、乾燥した塗料の再利用は完全に不可能です。

それに、パレット上ならまだしも、キットの塗面で同じような様となれば、正に「絶望」と申し上げても過言ではありますまい (苦笑

これでは、「塗装箇所に合わせて、色を少しずつ混ぜて、調整しながら」といった、考えながらの混色は大変難しく、今の私のニーズ (主にマシーネンクリーガー向け) には合致いたしません。

 

理由 2. 希釈のクリアランスが狭すぎる

っていうか、まったく分からない (少なくとも、私には)。

⇒ 精製水の場合

マホガニー約 1ml に対し、約 5% 程度の精製水で希釈し、筆塗り〉 IMG_3907m

泡立ってしまって、見るも無残... orz

また、各所で報告されている通り、水による希釈では乾燥が早まり、見事なまでに泡ごと硬化してくれますが、理由1 同様、リカバリー不可です。

⇒ 専用うすめ液の場合

マホガニー約 1ml に対し、約 5% 程度の専用うすめ液で希釈し、筆塗り〉 IMG_3909m

筆ムラが、見るも無残... orz

うすめ液の実態はリターダーとのコトなので、硬化時間は少し長いようです。

最初は縦に塗ってみて筆ムラが酷かったので、それらを抑制しようとリカバリーした跡が横ムラです。

 

なお、希釈用液をこれ以上 増量 した試験は、前者は「無駄」、後者は「乾燥に問題が発生しそう」なので、実施しておりません。

また、上記のいずれもが、スポイトで 1~2滴の希釈量でしたので、これ以上 減量 する場合、より細かい精度の計量器を必要とします。

たかだか塗料のために、そこまでの必要性を感じませんので、増量同様、試しておりません。

なお、塗料や溶剤は下記のスポイトで計量いたしました。

Gツール GT42 Mr.スポイト (短)5本入り

Gツール GT42 Mr.スポイト (短)5本入り

 

理由 3. 原液が最も使い勝手が良い ⇒ 色数が少ない

少量での調色や希釈が難しいとなれば、残るは「原液のまま」での使用です。

IMG_3908m

IMG_3910m

上記画像のように、やはり筆ムラが発生したり、塗膜が梨地になる傾向がありますが...

〈グリーン(緑) とウッドブラウンを 2回塗り重ね、つや消しトップコートを吹付〉 IMG_3906m

上記画像の通り、トップコートを使えば、それらを抑制できそうです。

これならば、何とか使用に耐えそうですが、「原液のまま」となれば、問題なのは「色数」です。

マッチする色が有るか否か、だけではなく、現在のラインナップは原色系が多いので、随分と派手な色合いのプラモばかり仕上がりそうです(苦笑

ちなみに、事前に混合比率を定められるのであれば、「あらかじめ調合しておいて空瓶で保管」という技も使えそうです。

実際、マホガニーと黒鉄色を 1:1 の割合で混合して、100均で調達した小瓶に一日ほど保管してみましたが、理由1 のように硬化することもなく無事使用できました。

しかし、いささか粘性は上がっているように感じましたので、いずれ、うすめ液の出番 ≒ 理由2 の呪縛から逃れられそうにありません (苦笑

 

結局、購入した塗料はムダに?

現状では一つだけ活用先があります。

隠ぺい力の高い色に限定した方法ですが、あらゆる種類の塗料で上塗りできる塗膜の強さと、梨地になる傾向を逆手に取って、

水性サーフェイサーとしてはアリ

と考えています。

IMG_3899m

上記画像は、ニュートラルグレーをエアブラシで吹いた例 (画像が小さくて申し訳ありません) ですが、筆塗りの時のようなムラもほとんど無く、ほぼ均一な塗膜となりました。

ただ、うすめ液による希釈は相変わらず難しく、色ムラが若干発生しましたが、サーフェイサーとして割り切るのであれば、この程度のムラは問題とはならないでしょう。

ですが、この後、エアブラシのノズルはガッツリ詰まりましたので、分解洗浄しました orz

 

まとめ

まだまだ制約の多い塗料で、原液ベタ塗り以外の用途では、ほとんど罰ゲームの様相を呈して参ります。

趣味・お仕事を問わず、模型の塗装で、ここまでの縛りを受けてなお使用を継続するメリットをアクリジョンには感じません。

ただ、塗装したい お子さまに与える安全な塗料として、現状、考え得る選択肢の中では一番マシ、ではあります。

 

何はともあれ、当面は「安全だけど用具清掃に手間取るサーフェイサー」として、購入してしまった塗料は消化してしまうつもりです。

メーカーのアナウンスによれば、筆ムラを抑制する添加剤を開発中、とのことですが、安全性を保ったまま、この性質を劇的に好転する溶液を開発できるようには、とても思えませんが、以後は品質のカイゼンを気長に待ってみようと思います。

© toomores_such