光陰矢の如し、と申しますが...
それならば、雇用回復のモメンタムが最も強かった今年上半期に利上げをしておくべきだった。
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そうですよねぇ。その通りだと思います。
世間の予想とは裏腹に必ず、6月ころ「利上げされる」と思っておりましたので、正直肩透かしを食らった気分でした。
8月以降は、中国の減速を発端に、新興国経済に配慮しなければイケないような空気が醸成されてしまい、米国内における金融政策にもかかわらず、FRB は完全にフリーハンドを失ってしまいました。
G20 が一つの分水嶺だったように感じましたが、この辺り、米国財務省との連携はどうだったのでしょう。
最後の最後まで、オバマ政権という政府は有効に機能していない感満載であります。
あるいは、元の切り下げを容認しつつ、外貨不足の補填としての中国財務局による米国債売却から金利上昇を促し、諸々全部を中国に押し付けた FRB は G20 の反感を買うコトなく、間接的に年内の金利目標をほぼ達成する、というシナリオもアリかな?とも思っておりましたが、この辺りも、政府との連携が必要なスキームですから、どうやら完全に絵に描いた餅だったようです。
通貨、債権、株式。金融のあらゆる領域で米国の強さが際立っていましたが、FRB の金利政策に横槍を入れ続けていれば、長期的には世界経済にはマイナスになる、なんて、短期的視点しか持たない選挙優先の政治「屋」さんには理解できないのでしょう。
結果として米国自体が景気後退期の兆しが見え始め、世界的な金利正常化へのチャンスを失うコトになってしまいました。
いつから、政治「家」という人種が居なくなってしまったんでしょうか... まぁ、選挙が怖くて根本的な財政政策も打てない集団ですから、当然と言えば当然ですがw
https://www.facebook.com/toomore.such/posts/10205526375574074
追伸
世界経済の拡大が緩やかなペースにとどまっているという事実を無視するのは「大きな誤り」と述べた。
jp.reuters.com
ヲイヲイ。自ら自由を奪うとは、どういうおつもりですか?
せめて、「世界経済の拡大が緩やかなペースにとどまっているという事実は懸案の一つではある」くらいに留めておけばイイのに...