you know something?

Use it for myself.

何とも悠長なお話であります


photo by ~Ania T.~

 

厚生労働省は地方からの人口流出の原因を探るため、16~29歳の男女計2万人とその配偶者を対象に、来年度から10年間の追跡調査を始める。進学、就職、結婚、出産など人生の節目に「どのような理由で、どこに引っ越したか」といった詳細なデータを集めて分析。少子化対策や雇用創出など、地域ごとの政策作りに役立ててもらう。

厚労省は5年ごとに、全年齢を対象にした抽出調査を行っているが、地域を支える若い世代に限定し、具体的な移動理由まで尋ねるのは初めて。同じ人を継続的に追跡することによって生活実態や価値観の変化が、東京集中にどのように影響しているのかを探る。

何と申し上げたら良いのやら。我が国の少子化はヴァーチャルな現象なのか?と疑いたくなる悠長さ、であります。

団塊の世代ジュニアが結婚や子育てに突入する 20年ほど前であれば、10年間に渡るトレースも有意義な調査だったコトでしょう。

しかし、約 30年後の 2040年には自治体の約 5割が消滅の恐れがある、との調査結果もある現在では、「今」何ができるのか。「時間」が最も貴重な資源なのです。

なので、ここはひとつ、20~35歳の皆さん全員に、どういった環境整備を行えば子育てしていただけるか、ずばり聞くべきですし、そうして打った対策が、どう機能している (していた) か。

そこを 10年掛けてトレースしながら、制度や施策のカイゼンに繋げる、というお話であれば、これは納得できます。がしかし、

今から調べまーす (*^^)v

では、いかがなものでしょう (何もしないよりはマシでしょうが)。

こういったスピード感の無さが、ある意味すべての元凶のような気がいたします。

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