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二重課税には、もっと怒った方がイイです


photo by Darren Moloney

 

お正月ですので、お酒のお話をば、一つ。

二重課税問題に関しては、消費税は消費者が負担するが、酒税は蔵出し税で消費者に負担を求める税ではないので、二重課税に当たらないというのが国税当局の説明だ。消費者からみれば、詭弁に等しい。

まったくその通りです。

消費増税が登場し、その税率がアップする中、これまでの物品に関わる税は、その存在意義を問われておりますし、もっと世論はそのコト喚起すべきです。

酒税のあり方を議論することは、消費税の複数税率のあり方の議論につながる。「取りやすいところから取る」といった発想や、「旧来から税収がある既得権」と考えるのではなく、本来の税制のあるべき姿を議論すべきだろう。それが国民に増税を求める政府・財務省の責務だ。

今回の消費増税による反動が示した通り、少子高齢化が進行する中、現行制度を維持したまま、ただ上乗せするだけの税制では現代経済の趨勢には追随できず、経済環境を悪化させるだけ、というコトが壮大な社会実験の結果として残るコトとなりました。

政府・議会・中央官庁に清廉を望んでも詮無きコトではありますが、少なくとも自身の利権を保全したいと願うのあれば、活力ある日本を取り戻した方が手っ取り早く、成果も大きいはずです。

逆にそうした野心も持てぬ為政であれば... もうダメかも知れませんね。

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