中東の動静に、皆さん迷惑されていると存じます
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サウジが危険な賭けを演じていることは確か
イラク・アフガニスタン戦争の停滞感だったのか。リーマン・ショックによる経済的な側面だったのか。あるいは、シェールの勃興だったのか。
いずれの事由かは分かりませんが、米国の中東への関心が一時的に薄れたコトが、彼の地の流動性が高まった要因だったろう、と思います。
こうなりますと、スンニ派・シーア派の対立は国境線を越えて激化するコトになるでしょうし、世界各地での影響力の拡大を狙う各国、特にロシアや中国による介入により更に事態は複雑悪化していくコトになるでしょう。
問題は、その結果、いずれの宗派が勝利するにせよ、その影響を受けた世界の各国、特に先進国大衆の中東への忌諱感は更に強まるコトでしょう。ただ、
エネルギーさえ依存していなければ、イスラム教の内輪揉めに巻き込まれずに済む
という、いささか後ろ向きではありますが、明確な目標が新エネルギーを生み出し、中東の騒乱を一地域の揉め事に格下げしてくれるコトになるかも知れません。
問題の解決が人類発展の一歩となってきた、かつての歴史のように、今回の事案を切っ掛けに、そのような方向性に進んでくれたら、イイなぁ、と願っております。