オンラインストレージのシェア争いは沈静化するどころか激戦区に
少しネタ的に古いのですが、アマゾンさん、容量無制限とは、これはまた思い切った策に打って出て参りました。
https://www.amazon.com/clouddrive/homewww.amazon.com
個人向けストレージサービスでは後発となるアマゾンさんは、所有する世界有数のデータセンターのリソースを思いっ切り記憶容量に振って、「強み」としたいようです。
ただ、永く Dropbox を愛用している身としましては、スペックだけでは乗り換え動機として、やはり弱い。
Windows との連携を考え、OneDrive への移行を本気で検討したコトがあるのですが、
- 更新済みファイルの同期速度
- 同期終了の有無の確認し易さ
- ファイルの履歴管理
などなど、料金やスペックに現われない「使い勝手の良さ」は、先行者である Dropbox に一日の長を認めます。
ちなみに、以前は容量 (100GB) が少なく、やりくりにとても苦労しましたが、昨年一気に 1TB まで増量され、Dropbox に大きな不満はほとんど無くなってしまいました。
と、そんな流れの中、リリースされた Google Photos。
優秀杉る Googler に最適化されてしまっている所為か、イマイチ使い勝手の良くない Google Cloud Platform ですが、やはりそのパワーは使い手次第で半端な威力ではないようで、画像認識による写真整理機能を始めとした
計算機ヽ(´ー`)ノマンセー
な Google さんらしいアプローチのサービスとして仕上がっているようです。
思えば、兄貴分の Google Drive は、常駐アプリの行儀が悪かったり、Google Documents として使うのが一番分かりやすかったり、と、イマイチ感をどうしても拭えませんでしたが、Photos ではその学習が活かされたのか、あるいは対象領域を絞ったコトが功を奏したのか、いずれにしましても、各所で絶賛の嵐が吹き荒れているようです。
ただ、やはり Google さん提供サービス、ということで、例の斬新杉る利用規約がネックでしょうか...
良い悪いは置いといて、こんな斬新な規約は初めて読んだ気がする / 異常すぎるGoogle Driveの利用規約:「うpしたファイルは骨までしゃぶるからな」 - READ2CH - http://t.co/g6ZCo16r
— 夏江@夏の字 (@natue) April 27, 2012
如何に Dropbox ヽ(´ー`)ノマンセー な私でも、必要であれば事前に暗号化してアップするようにしていますし、逆に言えば、素で上げるファイルは漏れても構わない、というレベルに限定するようにしています。
ただ、こういう芸当が可能なのは汎用ストレージだからこそであって、写真など、用途を限定されたサービスでは事前に暗号化を施し難いので、アップしたデータはどう取り扱われるのか、規約を初めとした提供法人の考え方が重要な要素になって参りますが...
本サービスにユーザーがコンテンツをアップロード、提供、保存、送信、または受信すると、ユーザーは Google(および Google と協働する第三者)に対して、そのコンテンツについて、使用、ホスト、保存、複製、変更、派生物の作成(たとえば、Google が行う翻訳、変換、または、ユーザーのコンテンツが本サービスにおいてよりよく機能するような変更により生じる派生物などの作成)、(公衆)送信、出版、公演、上映、(公開)表示、および配布を行うための全世界的なライセンスを付与することになります。
と、相変わらず強気の Google さん。
十分大きくなられたのですから、そろそろノブレス・オブリージュな感じになっていただけれるとウレシイのですがw