MG νガンダム の後、いささか多忙だったため、合間を空けてしまいました。
ようやく余裕が出て参りましたので、プラモ制作を再開いたしました。
今回のお題はゾックさん。
選定
以前、ジュアッグさんに手を付けたコトを記事にさせていただきましたが...
実は、とにもかくにも技量が足りず、未だ完成に至っておりません。
上記ポストでも申し上げましたが、年初、インフルエンザにうなされながらも旧キットに惚れ込み、幸いにも春先の再販も重なって、相当数のキットを収集するコトができました。
にもかかわらず、半年以上を経過しても、完成品が「1体も無い」というのは、いささか宜しくないなぁ、と。
失敗は成功のもと、とは申せ、人間だれしも上手くいって気分を悪くするコトはありませんから、何か一つでもシッカリ仕上げたい、という心持ちのもと、パーツが大ぶりで加工しやすそうだったゾックさんに白羽の矢を立てました。
方針
大体、技量不足にもかかわらず、改造しようとするから、完成しないんじゃなイカ。
「戦車模型低級技術指南」にも冒頭、「改造しちゃいかん」と紹介されているじゃなイカ。

戦車模型低級技術指南: やりたくないことしないで作る面白いだけのプラモデル技法書
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と思いつつも、モナカキットをそのまま組み立てるだけではあまりに単純すぎて、面白いモノではありません。
気持ち的には、イリコ・キューピー氏のようにシルエットを設定画に近づける改造を試みたいところではありますが...
間違いなく、ジュアッグの二の舞いになってしまいますので、とにかく技量に則した制作を心掛けつつも、挑戦を織り交ぜた工作を進めたく存じます。
ちなみに、主な留意点を下記の 4点に絞ってみました。
形状はキットそのままを尊重
まずは、完成第一。設定画と異なっていたり、気に入らない箇所があっても、今回は一切手を付けません。表面処理を丁寧に
昨今のキットと異なり、パーツのズレが酷かったりなど、その修正に工作を必要とする箇所が多いはずです。表面処理は改造ではありませんが、大切なコトですから、敢えて列挙。関節はすべて市販パーツに置換して後ハメ可能に
今の技量では相当重荷ですが、何か一つくらいは大きな目標を設定しないと進歩がありません。ジュアッグでは未だ到達できなかった領域ですが、頑張ります。(おまけ) プチ・ディテールアップ
市販パーツなどを使って、煩すぎない程度のディテールアップを試みます。
制作 ~表面処理~
さて、それでは、いよいよ制作に取り掛かるといたしましょう。
まずは、挟み込み関節などは完全に無視して、後ハメ時のパーツ状態を想定しながら、ムニュ接着。
この際、スナップフィットキットと異なり、細いダボしかないので、段差などのズレを最小限に抑制できるよう注意しながら、モナカパーツを合わせ、数日間放置した後、合わせ目消しを行ないます。
普段は主に、ヤスリはバローベの「甲丸 丸柄 140x5.4x1.6mm #0 中目」を使用していますが、ジオン系、特に水泳部 MS は曲面が多いので、やはり活躍するのは、スポンジやすり。
しかし、耐水ペーパーと比較して、ちょっとお高いのが玉にキズ。そんな中、破格 (98円!) のカインズ製でしたので、飛びついてみましたが...
(´ヘ`;)ウーム… やはり中国製だからでしょうか。
見た目や手触りで確認する以上に、目の持ちが悪かった、というのが率直な感想です。
ただ、3M製やタミヤ製だったとしても、特に荒目などは、1キットの制作中にほぼ消費し切ってしまいますので、ほどほどの研磨性と持ちやすい厚み、また肝心のコストを考えれば、これはこれでアリなのかも知れません。
120番もありますので、もう少し使い続けてみます。
さて、閑話休題。
いわゆるモナカキットですので、MG を考えれば、表面処理自体はさほどの作業量ではありません。
だた、パーツ精度の低さに起因する修正については、いよいよ頭を悩ませてしまいます。
ゾックの場合、上記画像のような関節部のリング(?) ズレの多発が問題です。
当該箇所に厚みが無いためパテでの修正も難しそうですが、いずれ関節パーツ設置を行ないますので、方法については追々考えるといたしましょうか。
後は、爪とマリ手(?) を接続しやすいよう、真鍮線を通す作業を終えて、ここまでの作業は終了です。
さぁて、次回はいよいよ関節の置換作業に突入です。どうなりますコトやらw