2016、新年、明けましておめでとうございます
ちょうど一年前の今ころ...
2015年から黄金色キットの完成披露を元旦の恒例行事にしたい toomore-such.hatenablog.jp
と書かせていただきましたが、浮世は想うまま願うまま、とはならず、まるで追い込まれ解散のごとき慌ただしさの 2015.Q4 の最中、辛うじて完成させた「HGIBO 1/144 ガンダムバルバトス」で新年を飾らせていただきます。
もともとは、エルガイム旧キットのフレームに転用しようと購入したバルバトスでしたが、細いヘビーメタルの内部には収まりきらず、流用を断念した経緯のキットです。
普通ならば、このままお蔵入りになってしまうところですが、如何せん
アニメが盛り上がり過ぎて!
躊躇しない主人公がステキ過ぎて!
第1・2話の地上戦シーンが華麗過ぎて!
「これはもう『太陽の牙オルフェンズ』を目指すしかないだろ」な勢いのまま、制作するコトにいたしました。
1. 内部フレームの塗装
本キットは MG のように内部フレームに外装甲を被せる構造になっておりますので、まずはフレームから仕上げます。
とは言っても、完成後に装甲を外すコトはほとんど無いでしょうから、あまり手間を掛けず、装甲の合間から露出する部分の塗装に注力。
まずは、一通り表面処理を軽く施した後、アクリジョンの「黒鉄色」をエアブラシで吹き付けました。
GSIクレオス 新水性カラーアクリジョン 黒鉄色 N-18 (模型用塗料)
- 出版社/メーカー: GSIクレオス
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
諸般の事情から一週間ぶりの模型。仮組みした #バルバトス を一旦バラして先ずはフレームを #アクリジョン 黒鉄色で塗装。外装は今からサフって表面処理を施す予定。
#ガンプラ pic.twitter.com/b6WeVGJcmd
— toomore_such (@toomore_such) October 17, 2015
他塗料のコトは分かりませんが、アクリジョンの場合、エアブラシで吹くと金属粉末(?)がイイ感じで斑模様になって使い古した感を醸し出せるので、気に入っています。
次に、可動箇所やアクセントになりそうな部分に差し色を施します。
何せ、世界で 72体しか製造されなかった機体ですから、さぞかし高価な部品を使っているのだろう、という想像のもと、使用色はガンダムメタリックマーカーの「ゴールド」w
ガンダムメタリックマーカーセット AMS121 [機動戦士ガンダム]
- 出版社/メーカー: ガンダムマーカー
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
これを塗料皿に押し出した後、面相筆で慎重に塗って行くのですが...
#バルバトス のフレーム内のシリンダーや動力パイプをガンダムマーカーのゴールドで差し色。ただ対象がカナ〜リ細かいのでルーペスタンドで覗きながら、面相筆で慎重に色を置いていく感じ。それでも、少しはみ出してしもうた(T_T)
#ガンプラ pic.twitter.com/RuwhV8toAj
— toomore_such (@toomore_such) October 17, 2015
いやはや、あまりの細かさに久々にシビれました (手も、集中力も)。
何度も「はみ出しては黒鉄色でリカバリーして再ゴールド」を繰り返して、ようやく納得できる状態となりました。
#バルバトス のフレーム出来たぁ。外装を被せたら殆ど見えなくなっちゃう部分だけど、やっぱり単色よりも 2色くらいの方が映えるので、頑張って塗ってみました。
#ガンプラ #鉄血のオルフェンズ pic.twitter.com/SZ66aMQG7P
— toomore_such (@toomore_such) October 17, 2015
塗装を終えた #バルバトス のフレームにつや消しクリアーを吹いて塗膜保護も完了。これでナンボでも汚せるw
さて、お次は外装甲の表面処理へ移行。こちらの作業も細かそうだなぁ。今夕の放送までには、と思っていましたが無理そう。
#ガンプラ pic.twitter.com/WxQHiHhNPS
— toomore_such (@toomore_such) October 18, 2015
2. 外装甲の表面処理
外装甲の方もサッサと表面処理を終えて、お楽しみの塗装に突入しようと考えておりましたが、Twitter でお二方の作品とコメントを拝見しまして...
うわ。素晴らしい仕上がりですね。現在、制作中なのですが、これ程キレイには作れそうにもないなぁ。
RT @nextsoma: HGバルバトス出来ました~ http://t.co/FOK2GzV4PS
— toomore_such (@toomore_such) October 10, 2015
久々のHGなので、パーツの細かさから表面処理をサボろうと思っておりましたが、やはりそこが大事なのですね。頑張ります。
RT @nextsoma: @toomore_such ありがとうございます(^^)表面処理は丁寧にやりました♪
— toomore_such (@toomore_such) October 10, 2015
うわ。素晴らしい!さぞかし細かい作業でしたでしょうに。
RT @texasfactory: ケズレルカギリw pic.twitter.com/9AE0ehyWv1
— toomore_such (@toomore_such) October 17, 2015
これはもう、MG ズゴック以来の全面ヤスリ掛け、イクしかないな、と。
ただ、いつもヤスり過ぎてしまう傾向があるので、慎重に、丁寧に、優しいヤスリ掛けを留意いたしましたが、徹頭徹尾、微細な作業の連続に死にました (T_T)
なので、これまでとは一転して途中経過の写真がまったくございません (ヲイw
撮影する余裕もまったくございません (ヲイw
#バルバトス 外装の表面処理終了。既存モールドに気をつけてダルなエッジにヤスリ掛け。超絶レベルな方的には甘々でしょうが、私の技量ではこの辺りが限界。細か杉で疲れた。午後は再度サフって、お楽しみの塗装開始w pic.twitter.com/3UW9Zg4lKo
— toomore_such (@toomore_such) October 24, 2015
というコトで、写真点数と反比例して一番時間を消費した表面処理を無事終えて、いよいよお楽しみの塗装に突入して参ります。
3. 外装甲の基本塗装
第1・2話の地上戦シーンを観て直感的に思ったのは、
バルバトスにはダグラムカラーが似合うかも
でした。早々に宇宙に上がってしまう展開とは露知らず、てっきり貴重なモビルスーツを伴ってお姫さまを守る火星の逃避行が続く、と思い込んでおりましたので、冒頭の
これはもう『太陽の牙オルフェンズ』を目指すしかないだろ
に至った次第なのですw
まずは、エアブラシで基本塗装を施します。カラーレシピは概ね下記の通りです。
- ブルー ⇒ アクリジョン N-15 インディブルー
- グレー ⇒ アクリジョン N-22 ニュートラルグレー
(上記のいずれも、アクリジョン N-12 つや消しブラックで暗めに調整)
- 出版社/メーカー: GSIクレオス
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
新水性カラー アクリジョンカラー つや消しブラック つや消し
- 出版社/メーカー: GSIクレオス
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
ダグラムっぽい感じな基本塗装の #バルバトス 。色バランス確認のためクリアーコートする前に組み立てたので、少し色ハゲが(T_T) 新溶剤の #アクリジョン の塗膜は兎に角弱い。何はともあれ、色味は良さ気なので、このまま続行。 pic.twitter.com/QAkc44p6sq
— toomore_such (@toomore_such) October 25, 2015
色的には、公式トリコロールカラーよりも引き締まり、なかなかイイ感じになりました。
ただ、またぞろアクリジョン新溶剤の弊害 ≒ 塗膜が弱い症状のため、仮組みの際に色ハゲが発生してしまい、リカバリーに少し手間が掛かってしまいました。
塗膜乾燥後は「まずクリアーコートを第一に」失敗からの教訓です。
4. 外装甲の筆塗り塗装
ここまでは、アクリジョンとラッカー系クリアーばかりでしたが、ここからはエナメルの出番となります。
クリアーコートのおかげで表面は完全にリセット状態となっていますから、どんなに下手くそな筆運びだったとしても、納得が行くまで何度でもやり直し可能です。
ちなみに、カラーレシピは概ね下記の通りです (下記のいずれも、紙パレット上で適当に混色しながら使用)。
- ブルー ⇒
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
- グレー ⇒
■エナメル XF-53 ニュートラルグレイ 80353【タミヤ/TAMIYA】
- 出版社/メーカー: タミヤ
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
#バルバトス 外装の一回目塗装終了。暫く乾燥させクリアでコート。下地はエアブラシですが上塗りはエナメルを筆塗り。300年経過した退色感を出せたらと少し薄塗り過ぎたので、塗膜がちょっと斑な感じに。でも汚すので気にしないw pic.twitter.com/uUzzxdQZO6
— toomore_such (@toomore_such) November 1, 2015
この工程は退色感を得るためですから、敢えて筆ムラが目立つよう、下手くそに塗るのがコツですねw
5. 外装甲の細部塗装とフィルタリング
俗称「電源マークw」などのモールドへのスミ入れや顎、また、頬・胸・腰・膝のフィンは、ダグラム同様「赤」を選色しました。
■エナメル XF-7 フラットレッド 80307【タミヤ/TAMIYA】
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
また、フィルタリングはタミヤの「スミ入れ塗料」を使用しました。
本当は油彩を使いたいのですが、接着剤と同形の瓶にタップリ残っておりますので、こちらを使い切るまでは我慢ですね...
TAMIYA 【87140】スミ入れ塗料(ダークブラウン) タミヤメイクアップ材シリーズ No.140
- 出版社/メーカー: タミヤ
- メディア: おもちゃ&ホビー
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
なかなか時間が確保できず、1週間ぶりの #バルバトス 制作。今日は細部塗装を終えた塗膜上にエナメルでフィルタリング。乾燥させたら、このままウェザリングとチッピングを施して、再度クリアでコートします。 pic.twitter.com/QmgLG0DQzX
— toomore_such (@toomore_such) November 8, 2015
6. 外装甲のウェザリングとチッピング
フィルタリングまで終えた後は、ウェザリングとチッピングです。
ちなみに、カラーレシピは概ね下記の通りです。
- ウェザリング ⇒
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
- チッピング ⇒
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
普段は控え目に施すよう心掛けているのですが、バルバトスは製造から 300年経過しておりますので、少し多めに色を乗せてみました。
なかなか時間が確保できず、1週間ぶりの #バルバトス 制作。フィルタリング後はウェザリングとチッピング。ちょっと掛け過ぎ感はあるものの、300年の経過状態が目標なので、まぁ良しとしますか。再度クリアコート後、次はダメージ表現を。 pic.twitter.com/oeXM6ujJJz
— toomore_such (@toomore_such) November 8, 2015
パーツ単位では「ちょっと多すぎたかなぁ...」という印象でしたが、最終的に組み上げて見たところでは、さほどバランスの悪い感じでもなかったので、一安心いたしました。
7. 残処理
- 頭部の角
「アクリジョン N-14 オレンジ」を筆で塗り重ねました。イエロー同様、かなり隠蔽力の弱い塗り重ね必須の塗料なので、普通であれば、まったくもってキレイ塗れないアクリジョンの一つですが、今回はそれが却って幸いして、汚らしさ加減が丁度良い塩梅となりました。また、モールドのスミ入れは、オレンジとの対比がハッキリするよう「フラットブラック」を使いました。
- 出版社/メーカー: タミヤ(TAMIYA)
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
- バックパック
アクリジョン自家製オリーブドラブ (黒 1:黄 20) で基本塗装した後、クリアーでコート。その上を下記エナメルで筆塗りしました。フィルタリング、ウェザリング、そしてチッピングは外装甲と同じです。■エナメル XF-62 オリーブドラブ 80362【タミヤ/TAMIYA】
- 出版社/メーカー: タミヤ
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
■エナメル XF-51 カーキドラブ 80351【タミヤ/TAMIYA】
- 出版社/メーカー: タミヤ
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
- 武器 2つ
内部フレーム同様「黒鉄色」を筆塗りしました。
GSIクレオス 新水性カラーアクリジョン 黒鉄色 N-18 (模型用塗料)
- 出版社/メーカー: GSIクレオス
- メディア:
- この商品を含むブログを見る
というコトで、HGIBO 1/144 ガンダムバルバトス、完成いたしました。
本来であれば、ダメージ表現まで到達して完成、と宣言したいところでしたが、開封から 1ヶ月以上が経過して集中力を切らした状態で手を加えても良い結果にはなりませんので、つや消しコートでキリにいたしました。
今朝は朝模にチャレンジ。
太陽の牙オルフェンズを目指して塗ってきた #バルバトス ですが、後はダメージ表現と艶消しを施して完成予定。
飛天御剣流をイメージしたポーズだけど、剣心と言うより比古専用機な感じの色合いになりましたw pic.twitter.com/yNbVG0qBSJ
— toomore_such (@toomore_such) November 17, 2015
パーツ数もそれほど多くなくて組み易く、にもかかわらず、よく稼働します。
いささか細かいパーツが玉にキズですが、初級者から上級者まで、組み手の技量に合わせて表情を変える良いキットでした。
これならば、HGIBO の他のキットもぜひ制作してみたいですね。
末筆となりますが、皆さま、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2016年も、仕事に、家庭に、そしてプラモ製作(笑)に、邁進して参りましょう!
I hope, the 2016 will be the most wonderful year of your life, and... Raise your flag! (by MAN WITH A MISSON)