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Use it for myself.

#旧キット無改造コンペ に参加しました

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ふと Twitter を眺めていたら、私でも参加できそうなコンペの案内が TL に流れてきました。

ameblo.jp

詳細は上記 URL を参照していただくとして、要は、「旧キットを素組み且つ筆塗り塗装」という 80〜90年代に立ち返ったかのような環境でのコンペとなります。

ここのところ未完成病が顕著で、まったく完成品を積み重ねられずにおりましたので、

何か切っ掛けになるんじゃないか?!

と考え、仕上げ切れるかどうか些か不安でしたが、思い切って参加表明させてもらいました。

1/144 デザートタイプザク (MSV)

1/144 デザートタイプザク (MSV)

 

塗料の選択

さて、キットも決めて、参加表明も終えれば、合わせ目も消さないコンペで残る準備は塗料くらい。今回も最近ハマっている pZeroさんの塗装法を実践させていただくコトにしました。

この手法の秀逸な点は、ラッカーとエナメルの特性を活かした塗膜のレイヤー化によって、絵心の無い塗り手であっても複合的な色彩表現を可能にする点です。

www.youtube.com

ただ、試してみると分かりますが、言うは易し行なうは難し。実際は動画のように簡単ではなく、色の乗せ方や筆の運び方などなど、ある程度の習熟が必要です。

こういう時は、とにかく練習有るのみ。数多くのキットに人柱となってもらう他ありませんから、この砂ザクくんも生贄(笑)になってもらいましましょう。

ちなみに、選んだ色は下記ツイートの通り。

 

工作

さて、制作開始です。

まずは、お約束のマスキングテープによる仮組みから。

通常であればココで「合わせ目箇所・パーティングライン・ヒケ」などの改修箇所を確認 → 実際の工作に入るところですが…

考えてみれば、表面処理において一番大物の「合わせ目」を消せないのですから、細かい所は無視 → さっさと接着してしまって塗装に移行した方が良い、と判断しました。

 

塗装

工作の次は、いよいよお楽しみの塗装です。

フローについては、私の拙い解説よりも、オリジナルである pZeroさんの動画の方が詳しいので、そちらをご参照ください。

ただ、今回も基本塗装が、あまり納得の行く仕上がりになりませんでした。

下地が見える余地を残しながら、油絵のように、ただただ色を置いて行けば良いのですが、どうしても全体的に塗り込んでしまう癖が抜けず、pZeroさんの作例と比較すると、せっかくの下地色を未だ活かせずにおります。

エナメル塗料の特性への理解や、それらを筆で扱う技術など、技量的な部分が絶対的に不足しているコトも多々ありますが、恐らくそれ以上に「思い切り」が足りていないのでしょうね。

これだったら大丈夫、失敗しない

といった感じで完成状態を明確にイメージできるようになれば、「失敗への不安」も自ずと払拭されるのでしょうが、そのためには、とにかく場数を踏むしかありません。

個人的には「キレイな汚し」が理想なので、「汚し」は抑制気味にしたい、と常々考えてはいるのですが、今回もまた基本塗装のイマイチ感をリカバリーするために、多めの「ウェザリング → チッピング」に頼る形となってしまいました。

どうやら今後も pZeroさんが申されるところの「巧みな筆使い」が、大きな課題のようです。

 

コンペを終えて

プロ or アマを問わず、制作時間は無限には存在しません。限られた時間の中で、いかに一つのキットを完成へと導くか。

そのためには「割り切り」が必要なコトは実生活あるいは実社会でイヤというほど思い知らされているはずなのに、趣味となると、どうも脇が甘くなってしまうようです。

ですが、よくよく考えてみれば、「仕掛品ばかり」よりも「完成できたっ!」の方が全然イイはずですから、趣味といえども効率性はとても大事なのだろうと思います。

今回のコンペでは、必須と思い込んでいた合わせ目すら消さなくてもプラモデルは完成できる。気に入って購入したプラモはそのまま組んで塗るだけで十分カッコよくて充分満足という、子供のころは当たり前だったコトを再体験できました。

なので、完成に至った喜びを満喫しつつも、今回のコンペを教訓に、今後は罪プラではなく、完成品を積み重ねて行けるよう心して参りたく存じます。

さてもさても、GW の素晴らしいチャレンジでした。

 

“人生という冒険は続く”
from STAR DRIVER 輝きのタクト

 

ギャラリー

ザクデザートタイプ

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