一度は挫折した、機動戦士ガンダム AGE (2011) の視聴をやり遂げましたよ v(´∀`*v)ピース
放送が終了して、もう 6年近い月日が流れたのですね (シミジミ
あの種死ですら、オンタイムで最終回まで完走したというのに、当時は 「フリット編」 で音を上げてしまって、歴代唯一完走できなかったガンダム、という私的黒歴史が、この AGE でありました。
プライムビデオには、今年 (2017) になって登録されたのでしょうか。
尼さんが盛んに推奨してくるものですから、ここは一つグッと堪えて、取りあえず最後まで視聴してみるコトにしてみました。
総評
ファーストから連綿と続くストーリーラインを堅持しつつ、KIDS層 (4〜12歳の男女の子供層) 向けアレンジという企画自体に、やはり無理があったかなぁ、と。
せめて OO くらいのキャラクターデザインや戦闘演出、更に OO では中途半端になってしまった政治闘争など物語背景への深堀りが加われば、アナザー最高傑作になっていたかも知れない、という程度の素性の良さを感じただけに、益々残念な心持ちとなりました。
演出
KIDS層向けであろうがなかろうが、登場人物を丁寧に描き切るコトは大事です。
中でも、ゼハートの昇天シーンはそれなりに泣けましたが、やはり 「あー、ここで死なせちゃいますか?」 感は否めませんでしたし、ウルフも随分とアセムにかまけていましたが、二人の掛け合いが単調 (落ち込むアセム vs かまうウルフ) 過ぎて、その死に重みを感じられず、残念感満載でした。
「エースパイロットが身を挺して味方を守る」 の最高峰はやはり、ノリス・パッカード (第08MS小隊) だと思うのですが、このノリスですら、いきなり散るのではなく、エースを以ってしても不利な状況を事前に描いた上での最後の刻だからこそ 「勝ったぞ!」 の一言に存在感が顕現するのです。
「KIDS層向けなので単純でイイだろ」 という意見も有ろうかと存じますが、最終回に向けた 「主要キャラクター皆殺し」 を見るにつけて「制作の皆さんがイデオンで受けたトラウマを KIDS たちに植え付けるおつもりですかっ?!それ、ダメでしょw」 と。
なので、やはり KIDS層向けであろうがなかろうが、せめて登場人物くらいは丁寧に描き切って欲しかったですね。
AGE システム
元々は、ヤッターマンのビックリドッキリメカのような 「毎話登場する敵メカに対するカウンターパートとしての役割」 を想定していたと思われるのですが、モビルスーツのような複雑なメカデザインで、そんな難題を実現するのは… まぁ、無理ですよね。
結果、空気化すると同時に終盤では、ほとんどオーパーツと化してましたねw
例えば、実は秘密裏に OS へフリットの母親の人格が本人によって転写されていて、息子のピンチに際してディーヴァを強制的に人型へと変形 (≒マクロスw) 、AGE-1 と合体して敵を瞬殺 (≒グレンラガンw) とかだったら、かなり萌えた、と思います。
あるいは、OO のヴェーダのように AGE システムとリンクしていれば、Xラウンダー能力と相まって敵方を上回る未来予測 (≒タルシスw) で無双とか、少ない手間で必殺技としての価値を高めるコトはできたような気がします。
返す返すも、面白そうなアイテムだったので、その扱われ方がスゴく残念でした。
モビルスーツ
メカニックデザインは錚々たる顔ぶれ (海老川兼武、石垣純哉、寺岡賢司) でしたので、まったく不満はありません。
しかしながら、種や種死のように単調な動きばかりで、素晴らしいデザインを全然活かせていなかった画が非常に残念でした。
もし、ユニコーンのように動いていたら…
プラモの売上はトンデモないコトになってしたかも知れませんよ。
聞けば、放送終了後、AGE 関連のガンプラ人気がジワジワと上昇したとのコト。
よくよく考えてみれば、物語さえ終わってしまえば、もはや不満を感じる余地が無くなる訳ですから、造形の美しさのみに集中できる、という意味では正に納得でありますw
レギルスを今見ると、まるでガンダムフレームのようなシルエットをしていていますから、安全基準のため止むを得ずダルダルにさせられているプラモの角々をツンツンに尖らせてやるだけで、見違えるように格好良くなると思います。
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この番組も、制作側が個性的な存在感を有する MS を活かし切れなかった事例でしょうから、鉄血同様、プラモデル制作を通じて供養して差し上げたく存じます。
MS降りたら逃げる術の無い三日月にとっては、残された道は突貫、そして玉砕しか無かったんだよね。
— toomore_such (@toomore_such) 2017年4月2日
お疲れさまバルバトス & 三日月・オーガス。追悼の想いも込めて 1/100 全形態のバルバトスを必ずや制作してみせるよ。生への執着に乾杯。#g_tekketsu https://t.co/2yROmPBGHl
なので、取りあえず、メガサイズをオクで落札してみました (ヲイ
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こちらからは、以上です。
“人生という冒険は続く”
from STAR DRIVER 輝きのタクト