you know something?

Use it for myself.

ガンプラを捨てよ、模型屋へ行こう

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最近、話題 or 問題となっている件に絡んで、二言三言。

先ずは自身の近況から述べたいのですが、現在、積みプラの総入替、具体的にはガンプラバンダイ製プラモを 全力 且つ 急速 に整理しています。
(除くファースト旧キット)

toomore-such.hatenablog.jp

 

当初は模型制作を 健全な趣味へと回帰させる との主旨で始めた積みプラ整理でしたが、ガレージキットメーカーでもないバンダイが直販サイトに軸足を完全に移し、小売店の品揃えについて全くの無関心と思しき状況にほとほと嫌気が差してしまったが故の 全力 且つ 急速 な積みプラ整理でもあります。

考えてもみて下さい。

場末の模型店ならいざ知らず、あのヨドバシカメラに来店してガンプラコーナーへ行ってみれば、

MG も HG も置いてあるのは ガンダムタイプ だけ。

"リアルロボット" モノとしてのガンダムの世界観を特徴付けているのは 量産機の存在 と断言しても過言ではないと思いますが、今の売場構成は明らかにウルトラマン仮面ライダーのようなヒーローモノと同様の売り方です。

皆が思い思いの名場面を想像して、連邦とジオン両軍のプラモを一生懸命作り、果てはジオラマにまで発展させる。

そういう懐の深さが在ったから、ガンダムというコンテンツは 40有余年の荒波を残り越えてきたハズなのに、版権者自らがガンダムの良さを潰そうとする様に「嫌気が差した」と申し上げる以外に言葉が有りません。

兎にも角にも、メーカーも、流通も、メディアも、プロアマモデラーも、そして問題となっている 転売ヤー も、お金やモノ、あるいは名声やマウントを巡って

 ただただ 必死 なだけ。

今のガンプラ界隈を端的に表現するのに、これ以上、相応しい言葉は無いでしょう。

更に例えるなら、「手数料稼ぎのため顧客に回転売買ばかりを推奨する証券会社とお付き合いしている」ような感じです。

 

先日、古いホビージャパンを見る機会があって、松本州平氏の小さい戦車の記事を読みました。

「改造しちゃあかん!」と言いつつ、熱した針でチクチクと工作する様はスゴく嬉しそうで、模型を本当に楽しく作っている様子がヒシヒシと伝わってくるんですよね。

それから、当サイトでも何回かご紹介させていただいているプラモ YouTuber の pZero さんが、

youtu.be

スケールモデル専用のチャンネルを立ち上げられました。

youtu.be

考えてみれば、子供の時分はガンプラが店頭に無ければ、戦車その他のスケールモデル、あるいは他のキャラクタープラモを作っていたハズです。

特に戦車なんて汚し前提ですから工作なんてホント雑でも全然 OK。

ゲートの二度切りなんて「何それ?オイシイの?」状態ですよね。

それくらいアバウトでも全然楽しめる。

お店の目立つ所はガンプラが占拠する傾向にありますので、なかなか目に留まり難いのですが、広い店内をよくよく見渡してみると、ジャンルにさえ拘らなければ、それこそ今後新製品が一切発売されなくとも、一生分の量のキットが溢れていると考えられませんか?

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そう思えば、たかだか趣味としての模型の、しかも、その一ジャンルでしかないガンプラの新製品や再販品を争うように購入するコト自体、バカバカしく思えてきます。

 

先のエントリーでも言及しましたが、やはり

 趣味 なのに 楽しくない

という状況をカイゼンする方が誰がどう見ても一番 健全 に決まっています。

toomore-such.hatenablog.jp

しかしながら、ヲタファさんも下記動画で言及されている通り、転売ヤー対策に効果的な方法が見付からないのも事実です。

その上、メーカー自身が限定品を直販サイトで捌くコトで火に油を注ぐ結果になってしまっている以上、もうガンプラ界隈の騒動が沈静化するなどという奇跡を期待する方がナンセンスです。

youtu.be

であれば、

決別とまでには至らないけど、さりとて昨今の販売姿勢を鑑みると、模型生産者としての挟持をバンダイから感じるには 80年代の製品だけで十分

との思いに至り、冒頭の「旧キット以外のガンプラの "積み" を 全力 且つ 急速 に整理し、他のプラモ用の保管場所を 全力 且つ 急速 に空けている」という次第なのです。

 

さてもさても、空いた棚にどんなキットが舞い込んで来て鎮座してくれるのか。

そう考えると、沈んでいた心持ちがカイゼンしてワクワクする気持ちが湧いてきます。

さしずめ

 

 ガンプラを捨てよ、模型屋へ行こう」

 

ってな感じでしょうか。(ちょっち元ネタとは違うかも知れないけど < 苦笑)

 

参考:書を捨てよ町へ出よう - Wikipedia

 

© toomores_such