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「ガンダム」とは「階級闘争の物語。新人類の顕現や勃興は幻想」と思って観るのが正解では?

Mobile Suit Gundam Hathaway's Flash Trailer

 

p-shirokuma.hatenadiary.com

この タクシー運転手 の件については、もう 三十年以上前に小説版(上)序文で富野氏が決着を着けていると思う。

(以下引用)
 宇宙移民以後、人類は、圧殺されていた対立と闘争の本能を思い出したかのようだった。テリトリーの拡大が、新しい闘争の芽を内包していたと見るべきだろう。
 人は、宇宙に出て、その本能をよりのびやかに開花させたのかもしれない。歴史は逆転したのである…

つまり、原作者自身が「宇宙世紀は、階級闘争が前提の世界観」と定義していている。

なので、主人公ハサウェイ・ノアですら数多存在する階級の一つの属人(俗人)であって、当該運転手とは相容れない立ち位置に居るコトを論ってみても詮無きコトなんだよね。

ただ、ファーストから延々と続く「ニュータイプ的な素養」の所為か、どうしてもハサウェイを聖人君子と見立ててしまって、

な〜んだ、大衆から批判されてんじゃん。

と短絡的に結論付けてしまう 気分 は分からないではないけど。

とはいえ、どう抗ってみても、ガンダムとは、

そういう(階級闘争)物語なんだ。新人類の顕現や勃興は幻想なんだ。
(UC でサイアム・ビストが「ニュータイプの実在を認識できない大衆」について言及し懸念を表明している以上、公式設定でもあるw)

と思えばガッテンだし、これまたファーストから延々と続く

人は分かりあえない。

というテーゼが、この世界では 1mm もブレるコトなく一貫していて、おかげで争乱をドンドン捻出でき、新作に飢えるガノタたちを満足させ、バンダイの売上に貢献している訳ですよ。

ただ、もしハサウェイらが ReCREATORS のように現界して、この事実を知ったら大変なコトになるでしょうけどね(苦笑

 

【追伸】

真に人類の救済を望むなら、ガンダムなんて作品を観て(読んで)いてはダメで、「幼年期の終り」とか「あなたの人生の物語」とか、人外未知の存在が人類を強制的に高位知性体へとシフトする物語をオヌヌメする。

それはヒトにとっての楽園ではないかも知れないけど、種としての人類には僥倖かも知れないから。

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