鉄血のオルフェンズ、面白じゃなイカ ~2話まで見終えて~
2話までを一括りとすることで、世界観のや主人公たちが置かれた環境の大まなか理解を促し、そして、三日月の操縦するバルバトスの初陣が深みの在るモノとなりました。
特に 2話冒頭の阿頼耶識システムとの同調シーンは、当該世界におけるモビルスーツの特殊性や MS パイロットの希少性、そして何よりも、「ロボットの初出撃」という古来から最高に「萌える」シーンを、戦場側・基地側の両視点から二度楽しめる、最大の特典でした。
また、その後のバルバトスの格闘シーンも極上でありました。
例えば、種や種運命などの場合は、ビーム砲の打ち合いやサーベル合わせばかりの単調な戦闘にウンザリでしたが、当作品では、地上を縦横無尽に走破する、まるでモーターヘッドの如き殺陣にボルテージは最高潮に。前半パートだけでお腹一杯になってしまいました。
昨今ではここまで「動く」ロボットの姿を観たコトが無く、最近では「シドニアの騎士 第九惑星戦役」11話の一七式衛人 継衛改二による長距離精密射撃から抜刀までの一連のシーンに匹敵するほどの満足度でしたw
ただ、事前情報や2話までの初見では...
- 敵方の装甲や武器などを装備
⇒ 戦闘メカ オルフェンズ - オルガと三日月の関係 (身長差も含めて) が、カミナとシモンみたい
⇒ 天元突破オルフェンズ - 宇宙空間の中継機やエイハブリアクターの関係が、Xネブラみたい
- 火星の独立運動と単機での作戦行動
⇒ 太陽の牙オルフェンズ - 有力政治家のご令嬢
⇒ 新機動戦記ガンダム オルフェンズ - 敵方の貴族っぽい服装
- グレイズをオレンジに塗装すると、まるでスレイプニール
⇒ アルドノアゼロ・オルフェンズ - モビルスーツとモビルワーカーの関係が、ヘビーメタルとマシンナリィみたい
- フレーム、細い腰、大太刀は、ヘビーメタルあるいはモーターヘッドみたい
⇒ オルフェンズストーリー or 重戦機オルフェンズ
と、まだまだ過去作のパク... もといオマージュ集大成のような印象も受るのも事実です。
なので、三日月くんたちの織り成す物語が、本当に彼ら自身のストーリーとなって行くか否かは、バルバトスの鮮烈デビューに区切りが付いた、ここからがスタッフの皆さんの腕の見せ所、になってくるのでしょう。
とは申せ、お話は始まったばかり。
久々に楽しめそうなガンダム、そしてロボットアニメになりそうですので、日曜夕刻、注視して参りましょうw